ブラック企業にならないために!労務管理のポイントを解説

ブラック企業にならないために!労務管理のポイントを解説

DHorse社会保険労務士事務所は、愛知県名古屋市久屋大通駅徒歩3分にある【助成金の相談、申請代行/補助金の申請サポート】に特化した社労士事務所です。

はじめに

ブラック企業」という言葉が定着し、労働環境の健全性がより重視される時代になりました。

企業イメージや人材確保のためにも、ブラック企業と見なされないための労務管理は必須です。

本記事では、ブラック企業とされる要因を理解し、適切な労務管理を実践するためのポイントを解説します。


1. ブラック企業と見なされる要因

ブラック企業とされる主な要因には、以下のようなものがあります。

✅ 長時間労働・過重労働

  • 法定労働時間(1日8時間・週40時間)を超える長時間労働が常態化
  • 適切な36協定の締結なしに時間外労働を強制
  • 過労死ライン(80時間超の残業)を超える働き方

✅ 残業代の未払い

  • 「みなし残業」制度の悪用
  • 残業時間を過少申告させる圧力
  • 名ばかり管理職によるサービス残業

✅ ハラスメントの横行

  • パワハラ・セクハラ・モラハラの未対策
  • 社内相談窓口の未整備
  • 被害者への報復・退職強要

✅ 有給休暇の取得阻害

  • 有給を取得しにくい雰囲気
  • 申請を受理しない・却下する
  • 法定の年5日取得義務の未達成

2. ブラック企業化を防ぐ労務管理のポイント

① 労働時間管理の徹底

勤怠管理システムを導入し、労働時間を正確に把握
36協定を適切に締結し、時間外労働の上限を遵守
残業の事前申請制を導入し、無制限な残業を防ぐ

② 適正な給与計算と残業代支払い

残業代は1分単位で計算し、適正に支給
✅ 「固定残業代」制度を利用する場合は、超過分の残業代を支払う
休日労働・深夜労働の割増賃金を適切に計算

③ ハラスメント対策の強化

社内ハラスメント研修を実施し、意識改革
ハラスメント相談窓口を設置し、被害者が安心して相談できる体制を整備
✅ 加害者には適切な指導・処分を行う

④ 有給休暇の取得促進

✅ 年5日の有給休暇取得義務を遵守
計画年休制度を活用し、取得しやすい環境を整備
有給休暇の取得状況を人事部が定期的にチェック

⑤ 退職時のトラブル防止

✅ 退職届の受理を拒否しない
✅ 退職時の引き止めは適切な範囲で
✅ 退職金の未払い・減額をしない


3. 労務管理の適正化で企業価値を向上させる

ブラック企業にならないための労務管理を徹底することで、企業にとっても以下のメリットがあります。

従業員の定着率向上
採用力の強化(求人応募数の増加)
企業イメージの向上
助成金の申請もスムーズに

適正な労務管理を実践し、健全な職場環境を築きましょう!

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