DHorse社会保険労務士事務所は、愛知県名古屋市久屋大通駅徒歩3分にある【助成金の相談、申請代行/補助金の申請サポート】に特化した社労士事務所です。
助成金申請を成功させるためには、 審査のチェックポイント を事前に押さえておくことが重要です。
今回は、現場で多くの企業様をサポートしてきた経験をもとに、
「これを押さえれば審査通過の可能性がぐんと上がる」 という具体的なアドバイスをお伝えします。
1. 助成金の目的を理解する
助成金は「企業支援」を目的としていますが、その中でも支給の狙いはさまざまです。
審査では「その助成金を使って、本当に目的に合致した改善が行われるのか」を重視します。
✅ 実際の相談例
相談内容:「従業員の労働時間を短縮したいのですが、業務改善助成金は使えますか?」
アドバイス:「単に労働時間を減らすだけでなく、生産性を向上させる設備投資が条件です。例えば、POSレジや在庫管理システムの導入が該当します。」
2. 具体的な計画を立てる
審査で重視されるのは、 「現状がどのような課題を抱えているのか」「助成金を活用してどのような変化が起きるのか」 です。
単に導入する設備や取り組みを列挙するだけではなく、 現状→変化→期待される効果 を具体的に説明しましょう。
✅ ポイント
- 現状の課題を明確にする
- 「現在の作業は手作業が多く、1日8時間かかっている」
- 助成金で導入する改善内容を説明する
- 「業務改善助成金を活用し、〇〇システムを導入することで作業を自動化」
- 導入後にどのような効果が出るかを示す
- 「作業時間が6時間に短縮され、生産性が30%向上する見込み」
✅ 具体例
- NG例:「新しい業務システムを導入して業務を効率化します」
→ 具体性がなく、どのような効果が得られるのかが不明 - OK例:「新しい在庫管理システムを導入し、在庫チェックの時間を1日2時間から30分に短縮します。また、作業ミスが減り、不良品率も10%改善する見込みです。」
現状の説明がしっかりしていると審査担当者に「具体的で実現可能な計画」と評価され、採択されやすくなります。
3. 提出書類を正確に整える
書類のミスや不備は不支給の原因になりやすいポイントです。
特に 賃金台帳、就業規則 の整備が重要です。
これらは 助成金の適用要件を確認するための基礎資料 ですので、最新の状態に更新しておきましょう。
✅ 現場でのトラブル例
ケース1:就業規則が古いままだった
→ 「改正前の内容」で提出してしまい、再提出が必要になった
ケース2:労働時間の記録が不十分だった
→ 出勤簿の不備で時間管理が不明確とされ、不支給に
アドバイス: 事前に社労士や専門家に点検を依頼しましょう。
4. 助成金活用事例を参考にする
成功事例を参考にすることで、自社にとって最適な改善方法が見えてきます。
具体的な事例がわからない場合は、厚生労働省のサイトなどで 活用事例 を調べてみるとよいでしょう。
リンク:厚生労働省 助成金成功事例
また、弊所の過去のコラムでも実例をいくつか紹介しているので、ぜひご参考にしてみてください。
5. 申請期限とスケジュール管理を徹底する
助成金には 申請期限 があり、計画の進捗に応じた報告も必要です。
「助成金が採択されたのに報告を忘れてしまい、支給されなかった」というケースもあります。
✅ 実際にあった相談例
相談内容:「報告期限が過ぎてしまったのですが…」
アドバイス:「助成金によっては期限延長の申請が可能な場合がありますが、基本的には期限厳守が必須です。進捗管理は専用のスケジュール表を作成し、忘れずに対応しましょう。」
まとめ
助成金申請を成功させるためには、 具体的な計画、正確な書類、そしてスケジュール管理 が不可欠です。また、専門家に相談することで、助成金の要件確認や書類作成の手間を減らし、より確実な申請が可能になります。
当事務所では、 企業様の現状に合わせた助成金活用のアドバイス や、申請サポートを行っています。
助成金に興味がある事業主様、ぜひお気軽にご相談ください!
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